バッカニア! Buccaneer ?
Airfixのバッカニアが予約開始したというニュースがtwitterのTLにあふれたのを見て、うちにあった古いのでも作っておくかなぁという軽いノリで作りましたが、製作後の感想としては、新製品リリース前に作って大正解というものでした。
うちにあるのは、Airfixの旧キット(1/72)とタミヤの1/100のやつ。
タミヤのキットは3つ持っているので1つ開封してみました。
見てお分かりの通り、中古で買ったものなので、すでにだれかがチャレンジした後のようです。
霊感体質というわけでもないので、無念が遺っているとか一切考えないタイプなのですが、中古キットばかり作っていると、結構このような「作りかけキット」に当たるので、続くと気分は『おくりびと』になってきます。
1/100スケールなので、パーツ数も少ない。これは僕の模型生活には好ましい。
パーツの合いとかモデラーの人たちはよく話題にするのですが、そもそもプラスティックの素材を使っていて、合う合わないもあるのだろうか?とも思います。素材の特性上、歪みは必然では?
というわけで、多少の歪みは覚悟していたのですが、このタミヤはほとんどパーツが合います。
優しいプラモ。
で、あっという間に形になったので、エアブラシでビャビャッとエクストラダークシーグレーを吹きます。いま、じつは引越し前なので、使っているのは総じて評判の悪いエア缶のタミヤ・バジャーです。でも、僕の使用頻度は非常に低く、全体的な吹き付けが手軽にできるこのシステムは助かっています。
まずは、持ち手をつくるために、串打ちします。バッカニアの串打ちは「串打ち3年、焼き一生」と呼ばれる熟練の技です。
こんな具合にシルバーでちょいちょい塗って、デカールも先に貼っちゃいます。
案の定、デカールはキットの古さから水に入れてもうんともすんとも言わない状態でしたので、別の1/100キットからそれらしいデカールを集めて貼りました。
この状態でも半光沢でキレイだなぁと感心していたのですが、テロテロの光沢も見てみたいということで、プレミアムトップコートを吹いて、脚つけて完成。
こうして見ると、1/72のパンサーとほとんど大きさは同じということで、1/100にしてはボリューミーな機体で作りごたえがありました。
さて、本家AirfixのBuccaneerを作ってみたら、今回の体験はどのように相対化されて感じられるのか?
タミヤのバッカニアはBuccaneerだったのか?ちょっと楽しみです。