必要にして十分

もうプラモ作るのもめんどくさくなってしまったのだけど、やはり、自分の生活には欠かせないもので、山下達郎のように「棚からひと掴み」という具合に手にとってみたのが、初めての共産圏戦闘機、Mig21 Fishbed Fだった。

結論から先に言えば、一番、興味のなかった共産圏の戦闘機のいにしえのキットが自分にとってのベストキットになったかもしれないということ。

まずは、この部品点数の少なさ。でも、少なすぎるわけではない。

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組立て説明書も3工程しかなかった。胴体作って、羽根つけて、足回り付けておしまい。実際にそれだけで終わってしまう。

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で、形ができたら下地を塗って、タミヤの缶スプレーで銀色に。

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デカールはなんとか生きていたので、崩れつつもデカールを貼ると、はい完成。

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自分史上最速で完成したかもしれない。塗装の乾燥などがあるので、2日かかっているが、実質は2時間くらいで出来上がっているのかも。

とにかく、このキットは、1960年代のキットということで、共産圏の情報があまりないままに製作されている。したがって、デカールなど実機の情報が極めて少ない中でリリースされているので、非常にシンプル。コックピットも簡単な作りだし、作業の手軽さ、精密さ、組み立てもパチピタではないけど、だからってガバガバなわけではない。全体的にバランスが非常にとれているキットだった。一晩でここまでの満足が手に入るって本当に素敵なこと。「Consolationとしてのプラモ」のひとつの答えがここにある。