組み立てている時から愛着がわくクルマづくり。

今回はタミヤのシトローエン2CVです。

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X-29を刺身?(というか、タタキくらいかな)で楽しんだあと、息子をサッカー少年団のシーズン打ち上げで焼肉バイキングに送ったところ、同じ建物の下がハードオフ。そこで見つけたのはシトローエン2CVでした。

「愛着が湧くクルマのプラモ」が作りたいという天啓を得て、手に取ったのですが、これは本当に楽しいプラモ。もし見かけることあったら作ってみて間違いなしです。

 

感動を言語化できる自信がないので、以下に良かったところを箇条書きにしておきます。

1)パーツが組みやすいので、僕のようなへたっぴでもストレスなく組める。

2)パーツがどうやら実物と同じような分割、作りに近いみたいです。

3)組んでいると歪みが気になりますが、要所要所のパーツでバシッと補正してくれるっぽい。

4)設計図の各所に愛情を感じる。

 

クルマのプラモで多いのが、内装を箱のように組む方法なのですが、組んでいると歪みが心配になります。でも、このシトローエンはダッシュボードのパーツでバシッと歪みが補正されます。多分、これも設計。こういうパーツの形や分割だけでなくて「組む」という動作も設計なんだと思います。

 

これまでの航空機もF1マシーンも実機をあまり知らなかったので、作っていてもプラモとして形になっていく様子を楽しんでいたのですが、このシトローエンはパーツ自体がどうやら実車に近いみたいなのです。ヤフオクで検索すると、プラモのパーツが実物大になって中古パーツとして売っています。それを知らなくても、組んでいて「車つくっているなぁ」という気分になってきます。こういう気分にしてくれるプラモ、実は少ないかもしれません。気分的には田舎の納屋でオイルまみれで組み立てている気分。

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設計図も今まで一番、愛情を感じる内容でした。

まず、序文は本当に読ませます。著作権の関係もあるので、書き写しはできませんが、本当に面白かったです。

「ステキ」っていう気分になる。「自分のオリジナルで塗るのも楽しみです」とか「ル・コルビュジェ以来の機能美が息づいている」とか。

さて、今回はHERMESのスペシャルエディションのマロンブラウンが素敵だったので、近そうなウッドブラウンを塗りました。内装も近づけています。各所に「こうやったら出来るかな?」ポイントがあって、できたらラッキーうれしい。というノリで作っています。楽しかった。こうやって自分の中でコレというイメージを作って、それなりに出来上がるのは最高の楽しみです。

 

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